教育・保育理念 ~あけぼのという生き方~
結果が見えやすい数や文字、
何かを知っているなどの「認知的能力」ではなく、
将来人間が生きていく中で最も大切な愛他心、やる気、
試練を乗り越える力、自己抑制や忍耐力などの「非認知的能力」の基礎を
大切に培うことを保護者と共有し、
園と家族が手を取り合って子育てに励む
「あけぼの子育て村」を目指しています。
そのための7つの要素が、”あけぼの”という生き方の核となります。
結果が見えやすい数や文字、
何かを知っているなどの「認知的能力」ではなく、
将来人間が生きていく中で最も大切な愛他心、やる気、
試練を乗り越える力、自己抑制や忍耐力などの「非認知的能力」の基礎を
大切に培うことを保護者と共有し、
園と家族が手を取り合って子育てに励む
「あけぼの子育て村」を目指しています。
そのための7つの要素が、”あけぼの”という生き方の核となります。
※イラストの7つの○をクリックするとそれぞれ詳細がご覧いただけます。
私たちは子どものための施設を運営します。
子どもを中心に育てること、育つことに価値を置きます。
「子どもが中心であること」と
「子どもにこびへつらうこと」は違います。
一定のルールを守りながら、
子どもの毎日の小さな一歩を認める姿勢を大切にします。
人は「よく生きる」権利を有しています。
この権利をフルに発揮して生きようとする
大人に囲まれて子どもが育つことが重要だと考えます。
保護者と保育者、地域に生きる人たちがその大人にあたります。
あけぼのの大人は、
子どもの姿から学ぶ姿勢を大切にします。
便利で満ち足り、快適で清潔な無菌の環境では、
快適である一方で力強い子どもの育ちは達成できません。
あけぼのでは不便・不足・不快・不潔な環境が
子どもを育てると考えています。
暑い日には汗をかいて体温調整し、
冬は園庭のたき火で暖を取り、
それにより満ち足りた環境では経験することの難しい
譲り合いや助け合い、
工夫や試行錯誤を育んでいきます。
子ども達にとって、
身体を使って能動的に遊びこむことは何より大切です。
あけぼのは遊ぶ道具や空間と仲間、
そして時間を十分に保障することを大切にしています。
目に見える何かができることを目指すのではなく、
仲間との生活や遊びの中で様々な発見や不思議さを経験し、
内面の育ちに価値を置きます。
子どもたちは能動的な遊びの中で様々なケガに遭遇し、
その経験から慎重さを身に付けます。
そのような意味で「小さなケガは大きなケガの最大の予防」
であると考えています。
大らかな大人の見守りの中で、
心ゆくまで遊び様々なケガの経験をすることが
育ちには重要だと考えています。
人は遺伝に大きく影響を受けます。特に身体能力や身体の
特徴は遺伝によるものが強いといわれています。
しかし、他の哺乳動物より一年間ほど未熟な状態でこの世に姿を現す私たちは、すべてのことを周りの大人の世話に委ねます。その関わりのなかで獲得する知恵や知識の割合が大きく、生後育つ環境が重要な意味を持ちます。
家庭生活や園などでの生活で、飴やムチでしつけられるので
はなく、受容的・応答的に関わられ、自分のことを
信じてもらえた喜びに満たされる経験を
積み重ねてほしいと思います。
子どもに「自立」や「自信」をつけるために、
大人は「子どもは信じるに値する存在」であると
信じ接する必要があります。
子ども自身で行動統制ができるようになるには
一定の時間が必要です。
子どもなりの納得を大切にしながら、
試行錯誤を見守ります。