周一ぶつぶつ

2018.12.25
バーチャルリアリティと子ども

バーチャルリアリティと子ども」

猛烈な暑さを記録した夏が過ぎ、紅葉の秋が終わろうとしています。山茶花(さざんか)も花盛りで冬の香りがしています。流行性の疾患が気になる季節ですが、自分のことだけではなく、園に通う他の人のことも考えてお互い予防に努めたいと思います。

今年は暦の関係で、保護者の方々の休みも若干長いようです。家庭で子どもと過ごす時間も多くなることでしょう。外が寒ければ室内で遊ぶことになり、ユーチューブやゲーム、電子機器を触る時間が多くなることも予想されます。近年、日本小児科学会、全米小児医学会などの警告にもあるように、スマホやタブレット機器の伸張で子どもの発達上大きな危険が予見されています。

クリスマスのシーズン、プレゼントの用意に気を使われたことでしょう。子どもたちはサンタクロースからのプレゼントを心から待ちわびています。ある小児科ドクターが、「サンタクロースを信じている年齢の子どもに、電子機器や仮想現実(バーチャルリアリティ=以下VR)に触れさせてはいけない」と冊子に書かれました。10歳くらいまでの子どもたちは毎日の生活自体が、夢と現実の間を行ったりきたりしている年齢であり、この時期には大人がそのような世界観を大切に保ってやることが大切なのです。私たちのように毎日現実社会の中で生活する者がオフの時間にVR.を楽しむのとは大違いで、現実と空想の世界の切り分けが難しくなってしまいます。

だいぶ以前になりますが、3年保育の男児が高さ2メートルくらいある滑り台の踊り場から、ウルトラマンのごとく『シュワッチ』と飛び降り、骨折に至った事故がありました。第2子で兄と一緒に小さい頃からテレビの影響を強く受けたためと考えられます。実際にこのようなことが起こることも予見され危険なことに加え、思春期以降も子どもの頭脳や情緒の発達にも強い影響があるというものでした。

電子機器に頼り切る生活を余儀なくされています。便利で手軽であればあるほど、危険が大きいことを知っておく必要があります。この時期、特に気をつけたいと思います。

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学校法人あけぼの学園/社会福祉法人あけぼの事業福祉会