園の下の力持ち

2020.10.02
SPS(セーフティプロモーションスクール)認証取得!

この度、学校法人あけぼの学園あけぼのほりえこども園は、これまでの学校安全に対する活動が認められ、全国の私立の乳幼児施設として初めて、さらに公立も含めた全国の認定こども園として初めてSPS(セーフティプロモーションスクール)の認証を受けることが出来ました。国内では20校目の認証、全世界では54校目の認証校(園)となったとのことです。

我々乳幼児施設は、学校というカテゴリの中にあって最も”大切な命をお預かりしている”という実感を持つ場所です。だからこそ日々の安全に対する姿勢を継続しなければならないわけですが、そのことを突き詰めていった時、日々の安心した日常が当たり前に過ごせていることそれ自体が徹底した安全管理の下にあるということをご理解いただけたら幸いです。安全な環境がたまたま継続されることはごく稀であり、日々の積み上げの成果として当たり前の日常が導かれていると感じます。

母体である学校法人あけぼの学園及び社会福祉法人あけぼの事業福祉会の各園は豊中市に位置しています。更に、豊中の中でも中部以北に位置していることから、南海トラフ地震が起こった際の津波の到達は起きないとされているエリアです。一方で、あけぼのほりえこども園は唯一の大阪市内の施設であり、南海トラフ地震が起これば津波が到達するエリアに位置していることから、これまで避難訓練には特に力を入れ、子ども達とも危機管理意識を共有してきました。

子ども達一人一人が主体的に過ごすことを大切にしている生活の中で、居場所にとらわれずクラスを超えて移動し、遊び込むことを推奨している方針であるが故に、火事や地震などの災害時に保護者の皆さんが普通以上に心配なさることは十分に理解できます。だからこそ、そのような活動の中でも子ども達の安全が保障されるような取り組みを進め、その結果としてこのSPS認証が全国の私立の乳幼児施設として初めていただけたことは嬉しく感じると同時に、更なる安全管理を様々な方面でも発揮できるように突き詰めるスタートラインでもあると考えています。コロナウィルスの感染拡大が猛威を振るっている際にいち早くサーモ式検温機を導入して園内への出入りを体温によって管理したことも、ある種学校安全の一環です。危機管理意識を常に持ちながら、子ども達の健やかな成長を保証する取り組みを今後とも続けていきたいと思います。

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学校法人あけぼの学園/社会福祉法人あけぼの事業福祉会