学校法人あけぼの学園/社会福祉法人あけぼの事業福祉会
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2019年11月10日、あけぼのほりえこども園のダンゴムシにまつわるお話しをタイトル【ダンゴムシ】として発信しました。https://akebono.ed.jp/chikaramochi/2019/11/10/151.html
日は巡り、昨年2021年6月23日には【ダンゴムシ続編】をお伝えしました。https://akebono.ed.jp/chikaramochi/2021/06/23/352.html
更に一年が経ち、2022年6月、相変わらずのダンゴムシスポットであった植え込みに大きな変化が訪れました。
これまで先人たちが節度を保って何とか木が倒れないスレスレのところを調整しながらダンゴムシ探索に勤しんできた日々、その想いが遂に2022年6月で潰えました。
掘り返されては元に戻される毎日で、遂に木が枯れてしまったのです。
茶色い葉っぱと水分が不足してポキリと簡単に折れるようになってしまったカラカラの幹と枝が、辛うじてまだ木としてのフォルムを維持させているので、子どもたちも探索行動が終われば“一応”都度土に突き刺して戻っていくものの、毎回根こそぎ持ち上げられては下ろされる日々に根から水分を吸い上げることが出来ない状況が続き、残念ながら一本の木がダメになってしまいました。
木が枯れないようにする方法はいくらでもあります。そもそもここを掘れないようにしてしまうこと、土の上に石を敷き詰めることなどなど。ただ、ここに木があって、それでいてここにダンゴムシが発生するからこそ、このような子どもたちのドラマが起こって、それが保育として繋がっていくという風に考えていきたい。だから禁止事項で子どもたちを縛り付けようとは思いませんでしたし、別の方法を使ってこの場所を掘らない場所にするつもりもありませんでした。そもそもどうして園内で一番この場所にダンゴムシが発生するのか、そこが謎のままですが…。ひとまずまだ枯れた木でも子どもたちは律義にどかしては掘り、掘っては戻して帰っていく様子があるので、しばらくはこの様子を引き続き観察してみたいと思います。